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![]() 母の、特養入居が決まった。 今いるグループホームに入って4年。 認知症であっても、最初は元気に歩けていたのに、 入居後発症したパーキンソン病が進んで、 今は寝たきり。腕を上げることもできなくなった。 いろいろと医療処置が必要になってきて、 看護師さんが常駐していない今の施設では、看るのが難しく、 今年に入って特養をあちこち申し込みしてまわっていた。 ニュースなどでも言われているように、 特養というのはどこもいっぱいで、市内だと数百人単位の待機者がいる。 何年も待つのが当たり前という感じ。 介護職員にできない医療行為も、家族には認められていたりして、 在宅介護の可能性も考えざるを得なかった。 自分を育ててくれた母のためとはいえ… 一人きりで介護なんて、まるで自信がなかった。 介護サービスを最大限に使っても、難しいと思った。 それでも他に選択肢がなければやるしかない。 自分の性格や体力を思うと、仕事は辞めなければいけないだろう。 自由に外出もままならない環境で、やっていけるだろうか。 その先の、わたし自身の将来はどうなるんだろう。 考え出したらくらくらして、ぐちゃっってつぶれちゃいそうだった。 想像だけで情けないけど、かなりつらかった。 ところが、異例のスピードで特養から電話がきた。 要介護度の高さだとか、家族構成だとか、考慮してくれたのだろうけど、 それにしても早い。こんなに早くて大丈夫かと不安になるくらい。 新しい施設は、パッと見丁寧に管理されていそうだし、 提携病院も近いし、評判も悪くはなさそうだけど… 本当に大丈夫かどうかは入ってみないと分からない。 本人がなじめるかどうかがいちばん心配だ。 でも…不安よりホッとしたというのが正直なところ。 順番待ちで入れないお年寄りや、 在宅で介護がんばってる人がたくさんいるのだから、 とにかくまずは感謝して、新しい環境で母といっしょにがんばらなくては。 自分の時間がもてることにも感謝。…まだつい無駄にしがちだけど。 しばらく気が向かなかった、自分の体のメンテもしようと思う。 まずは、連休明け、母の引っ越しが無事に終わりますように。 テーマ:ほんのちょっとでも前進! - ジャンル:心と身体 ![]() |
![]() 9月はじめ、母が救急車で病院に運ばれた。 朝食を喉につまらせて、チアノーゼ(酸欠)を起こしたとのこと。 仕事に出ようとしていた私は、グループホームの方から電話を受け、 急遽、病院へ向かった。 幸い、ホームのスタッフさんの適切な処置のおかげで、 詰まったものはまもなく喉を通り、 救急車の中ですでに母は落ち着きを取り戻していたらしかった。 大事を取って、その日は病院に一泊し、母は再びホームへ戻った。 ほっとする暇もなく、一時は、 施設を変わってもらった方がよいのではないか、 病院を転々とする生活になるのではないか、 そういった話もあり、 叔父叔母が集まっての会議となるなど、 数日間はかなり悩んだ。 同様のことがまたいつ起きてもおかしくない、 それを思い知らされたのが、一番きつかった。 本人が幸せであるように。 それが一番とは言いつつも、やはり大きいのは、 受け入れ場所があるのかということだったり、 お金のことだったり。 結果、今のホーム長さんや主治医の先生の御厚意で、 これまでの施設に引き続きお世話になることで決着し、 ひとまず母のほうは落ち着いた。 ただ、この騒動がきっかけで、 遊ばせている実家を、売るなり活用するなり、なおして私が住むなり、 なんとかしようという話が動き出した。 リフォームする資金なし、不動産関連の知識なし。 贈与税、相続税、成年後見制度についてなどなど、 早急に勉強しなくてはいけないことが山積み。 あれから2カ月。 がんばらなきゃ、がんばらなきゃ。 そう思いつつがんばれない、情けない日々が続いている。 もう、人生終わりにしたいなんて思う日もあったりする。 (もちろん、それだけは絶対にダメってことはわかっているけど…) 風邪をひいて寝ていた日、 夢か現実か、遠くに音を聞いた気がした。 外で自転車を停める音。 お母さんが買い物から帰ってきた? リビングのドアが開く音。 おじいちゃんが入ってきた? どれもハズレだ。 誰もいるわけがない。 目が覚めて…肩を落とした。 昨日、母のところへ行った。 あれ以来、食事もすべてミキサー食にしてもらっている。 パーキンソンがすすんで、筋力が衰えているため、 小さくても固形物はもう飲み込み困難なのだ。 水分も、そのままだと気管に入ってしまう恐れがあるので、 とろみをつけてもらっている。 おやつの時間だったので、 とろみのついたオレンジジュースを、私が介助して飲んでもらった。 スプーンで一口ずつ。 口もあまり大きく開けることができない。 だから、言葉もはっきり話せない。 それでも、この日は調子がよかったようで、 「おいしい」と言って、すべて飲んでくれた。 帰り際、次は週末、 「新しい保険証を持って来るね」、と私が言うと、 「なくさないようにね」 母が言った。 何を言っているか聞き取れないことが多い中、 そもそも、認知症で話もちぐはぐになりがちなのに、 はっきりそう聞こえた。 ものすごく、うれしかった。 ああ、まだちゃんと、私のお母さんなんだ… そう思った。 私にもまだ家族がいるんだなって。 がんばらなきゃなって。 そう、思ったんだ。…うん。 テーマ:おだやかな心でいるために - ジャンル:心と身体 ![]() |
![]() 抱えていた学校の宿題を一つ、 いちばん気の重かったものを片付けて、 やっとここ数日を振り返る余裕ができた。 先週末から4日間、お盆休みがあったはずなのに、 たまった疲れを癒すのに費やしたんだったか、 宿題の入り口で立ち止まって動けずにいたんだったか、 なにか、あっという間に過ぎちゃったな。。 海やプールへ行く時間も、今年はもうとれそうにないか…。 一つだけ。 13日には予定通り、お墓参りに行ってきました。 本当は、誰も居ぬまま放置してある、 実家の雨戸を開け、空気を入れ替え、 この日くらいは、お仏壇にもきちんと盆飾りを施して、 古い家と、自分の気持ちを、少し整えたかったのだけれど、 そこまでの体力的、精神的余裕もなく、 最低限、お墓参りだけでも、と。 いつものように、先にお花とお線香を調達。 あと、父のためのお酒も。。 あれこれないがしろにしていることへのお詫びの気持ちと、 こういう言い方が良いかどうかはわからないが… わたし自身が、少しでも気持ちよくお参りできるよう、 お花は時間をかけて慎重に選ぶ。 高いものは買わないけれど、 ベーシックな菊の束に、少し華やかで大ぶりな花を添えて、 バランスよく。 お寺の敷地内に車を停め、玉砂利の上に足を降ろす。 ちょっと背筋の伸びる思いがする。 お願いしておいた卒塔婆を探していると、 施主に自分の名前の書かれたものを見つけた。 前回までは、母の名前でお願いしていたのに。。 今回は、いまはもう苗字の違う、わたしの名前が書かれてあった。 春に、お菓子と護持会費を持って、 近況報告がてら、お寺にご挨拶に伺ったので、 それを境に、この墓は今後、私が守っていくものと、 正式に受け継がれたのだな。。 また一つ、大人になったような、責任感と同時に、 やっぱり少し、寂しさと心細さを覚える。 お墓の前に立つまでに、目に溜まった涙を乾かした。 強い日差しのために、すっかり熱くなった墓石に、 汲んできた水を、柄杓でたっぷりかけていく。 たっぷり、たっぷり。 あまりに暑いので、すぐに桶の水は底をつき、 汲みなおしてこなければならないほど。 これだけかければ、少しは涼しくなったはず! 選んできたお花を、うまく二束に分けて生ける。 線香に火をつけるのは苦手で、いつも苦戦するから、 そうしている間、カップ酒を父のために供えておく。 持ち帰らなければいけないから、 いまのうちに飲んでね、とつぶやきながら。 線香の煙がもくもく立ち昇るのを見とどけて、 荷物やごみをすべて片付けて、 あとは立ち去るだけにしてから、 手を合わせて、目を閉じて、 少し長めに、気の済むまでしばらくそのままいるのが常だ。 たいていは、 ご先祖様に、 おじいちゃん、おばあちゃんに、 お父さんに、 ただただ、ひたすら詫びることばかり。 家の手入れができなくてごめんなさい。 お母さんに何もしてあげられていなくてごめんなさい。 無駄遣いばかりしてごめんなさい。 好き勝手に生きてごめんなさい。 こんな娘で…ほんとうにほんとうに、ごめんなさい。 でも、どうか見捨てないで。 見守っていてください。。 そんなふうに、延々心の中で唱えてる。 目を開けたら、もう一度、しばし墓石に目をやって、 飲んでくれたであろカップ酒をバッグにしまって、 すぐにその場を離れる。 いま唱えたことを、心に留めはしても、 ずるずる引きずらないように。 泣きながら帰るようなことにならないように。 こうして無事、今年も盆の行事が終わった。 次の日の朝方、夢を見た。 おじいちゃん、おばあちゃんもまだ生きていて、 もちろんお父さんもいて、お母さんもまだ元気で。 みんなで食卓を囲んでいる夢。 ああ、やっぱりあったかいなあ…なんて思いながら、 …すうっと目が覚めた。 しばらく、ここがどこなのかわからなかった。 おじいちゃん、おばあちゃんは? もう、とっくに亡くなったよ。 お父さんは? お父さんも、もうこの世にはいないよ。 お母さんは? お母さんは、いまホームに居るんだった…。 じゃあここは? ……ああ、そうだ。 いまここには、わたし一人なんだ。 やっとわかって、またボロボロ泣いてしまった。 なんだってこんな残酷な。。 孤独を自覚させるような夢。 悲しくて一瞬、そう思ったけど、 考えてみたら、出てきてくれたのかなあ、なんて。 この馬鹿娘のところへ。 久しぶりに姿を見られて、うれしかったですよ。 気合入れなおして、いろいろがんばります。 …まあ、、ゆっくりと♪ テーマ:おだやかな心でいるために - ジャンル:心と身体 ![]() |
![]() び術教室終わりに、その足で、 母のいるグループホームに行ってきました。 新しい介護保険証をお預けするのと、 母の顔を見るために。 今日は午前中、お風呂に入れていただいたそうで、 さっぱりして、体調もよさそうで、 ひとまず安心。 母もそうだけど、 同じ時期に入居した方も、かなり痴呆が進んでいて、 以前はとても穏やかだったのに、怖いくらい不機嫌だったり、 うちの洗濯物をたたんでくださったのはよかったものの、 それを素っ気なく投げ渡されたり。 どれもこれも、認知症の症状として周知のもの、 理解しているつもりながら、 以前の姿を知っているから、どうしても ちょっと…つらい。 また来るね~、と何度も手を振って、 ホームを後にし、 天気がよかったので、帰り道に写真を数枚。 春にお花見をしたときにもたくさん撮ったのに、 SDカードエラーでみんな消えてしまったから、 リベンジとして、梅雨の晴れ間をパシャリ。 ホーム近くの川辺、ずっと連なる桜の木。 周囲の環境がいいからこのホームに決めたくらいで、 自転車でのんびり走ると、ほんとうに気持ちがいい。 この景色が楽しめるということは、 快調の証。 ![]() ![]() ![]() |
底なし沼をスイミンぐ |
日々のあれこれ。過去のなにそれ? 底なしの底に何がある? その奥には…。わからないから泳ぐんだってば。 すみません浮き輪ください…… |
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